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アメリカ大統領選挙の仕組み・選挙人の選び方・日程・裏切りは?

全米50州と首都ワシントンに割り振られた538人の選挙人枠を争う大統領選挙がまもなく始まろうとしています。過半数の270人の選挙人を獲得した候補が大統領に選出されます。※半数は269人

2016年のアメリカ大統領選挙では、ドナルド・トランプ氏が304票、過半数を獲得して、大統領に選出されました。
※ヒラリー・クリントン227票、その他7票

本日はアメリカ大統領選挙の仕組みとして、有権者登録、選挙人の選び方、裏切りが起こるのか?ご紹介いたします。

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Contents

アメリカ大統領選挙の日程

有権者の投票日

『11月の第1月曜日の次の火曜日』と決まっています。2020年の場合は11月3日(火)になります。

出典元:便利.com 2020年カレンダー

選挙人の投票日

『12月の第2水曜日の次の月曜日』と決まっています。2020年の場合は12月14日(月)になります。

出典元:便利.com 2020年カレンダー

大統領が決定する日は?

選挙人投票の結果を開票するのは2021年1月6日(水)です。新大統領就任は2021年1月20日(水)12時00分になります。※アメリカ東部標準時

アメリカ東部標準時と日本の時差は14時間です。日本時間では2021年1月21日2時00分に就任となります。次の日の深夜です。

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アメリカ大統領選挙の仕組み

アメリカ大統領選挙に出てくるキーパーソンはこちらです!

  1. 大統領候補
  2. 選挙人
  3. 有権者

大統領選挙は有権者が選挙人を選び、選挙人が大統領を選ぶので、間接選挙制になります。

アメリカ大統領選挙は間接選挙制になります。
日本の総理大臣を選ぶ方法も間接選挙制で似ています。

有権者登録について

有権者登録の制約は?

ロサンゼルスの有権者登録例はこちらになります。有権者登録は州によって異なります。

  • 米国民であること ※米国生まれは問わない
  • 選挙日以前に18歳以上であること
  • 裁判所により精神的に無能力と判断されていないこと
  • 以下の状態でないこと
    ① 重罪有罪判決による州刑期を服役中
    ②上記の仮釈放中/保護観察中

1993年に全米有権者登録法によって、運転免許の更新時に登録できるようになりました。

ちなみに、ワシントン州の運転免許証の有効期限は6年間。有効期限の1年前から更新できて、有効期限が切れても60日以内なら、追加料金無しで更新できるそうです。

有権者登録の欠点・不正について

  • 面倒くさくて有権者登録の手続きを行わない人
  • 失言やスキャンダルで、選挙に関心がなくなり登録手続きをしない人
  • 選挙人名簿への登録に”不正行為”や”違法登録”が多い
    → 投票所でID確認など本人確認を厳格化する傾向にあり

2020年は新型コロナウィルスによる郵便投票が叫ばれますが、不正が叫ばれる原因でしょうか?

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選挙人の選出方法

選挙人の数

選挙人の数は上院議員2人と人口に基づいて配分される下院議員の合計数で決まります。最低3人、多いところで55人(カリフォルニア州)の選挙人の数になります。

選挙人の数は全米50州と首都ワシントンを合わせて538人になります。

選挙人の選出方法

選挙人は、各州で決められた方法で州議会などによって決められる。選挙人なるための制約は下記です。

  • 上下両院の議員はNG
  • 政府から報酬を得ている公職の人はNG

選挙人は通常、事前に州大会などで指名され、熱心な党員がつくことが一般的です。

実は有権者は選挙人を選ぶことはしません。有権者は大統領・副大統領候補のペアで記された選択肢にチェックを入れて投票するのみです。

共和党候補が勝てば、共和党の選挙人、民主党が勝てば、民主党の選挙人が選ばれる『勝者総取り』方式が採用されています。

選挙人の裏切り!不誠実な選挙人!

1948年以降、不誠実な選挙人は16人います。不誠実な選挙人とは、有権者の投票した候補者以外の別の大統領候補に投票することです。

  • 1948年:1人
  • 1956年:1人
  • 1960年:1人
  • 1968年:1人
  • 1972年:1人
  • 1976年:1人
  • 1988年:1人
  • 2000年:1人
  • 2004年:1人
  • 2016年:7人

2016年のトランプ氏が当選した大統領選挙で、なんと7人も発生しました。

  • ワシントン州の民主党の選挙人:4人
    –> 共和党のパウエルに3人投票、ネイティブ・アメリカンの活動家に1人投票
  • ハワイ州の民主党の選挙人:1人
    –> ヒラリーではなく、バーニー・サンダースに投票
  • テキサス州の共和党の選挙人:2人
    –> トランプ以外の共和党員に2人投票

2016年の大統領選挙では、ドナルド・トランプ氏が304票獲得したため、過半数から34票獲得(=304票 – 270票 >> 7票)しているため、不誠実な選挙人の裏切りは、影響なしです。

選挙人選出が異なる州「ネブラスカとメーン州」

下記の選挙人が共和党と民主党に配分されます。

  • ネブラスカ州の選挙人:5人
  • メーン州の選挙人:4人

配分方法はこちらです。

  • 上院議員2人分:州全体の最多得票候補
  • 下院の選挙区ごとの最多得票候補
    ネブラスカ州3人、メーン州2人

つまり、ネブラスカ州ですと、州全体・選挙区の投票数によって、5対0、4対1、3対2など、共和党と民主党の選挙人が入り乱れる形になります。

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大統領候補になるためには?

大統領に立候補するためには、下記が制約となります。

  • 米国生まれの米国民
  • 35歳以上
  • 米国の居住期間が14年以上

また、大統領の任期はこちらです。

  • 1期は4年
  • 3期連続は禁止

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大統領選挙を左右する州は?

全米50州と首都ワシントンですが、共和党に強い州『レッド・ステート(赤い州)』民主党に強い州『ブルー・ステート(青い州)』があります。接戦州は『スイング・ステート(揺れる州)』が選挙戦の行方を左右します。

赤い州(レッド・ステート)

赤い州は保守的な南部に多く、9回連続、共和党が勝利しているのは、13州(102票)です。

  1. テキサス州(38)
  2. アラバマ州(9)
  3. ミシシッピ州(6)
  4. アラスカ州(3)
  5. アイダホ州(4)
  6. カンザス州(6)
  7. ネブラスカ州(5)
  8. ノースダコタ州(3)
  9. オクラホマ州(7)
  10. サウスカロライナ州(9)
  11. サウスダコタ州(3)
  12. ユタ州(6)
  13. ワイオミング州(3)

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青い州(ブルー・ステート)

青い州はリベラルな政策に賛同する、東海岸と西海岸の15州(184人)と首都ワシントンです。7回連続で民主党が勝利しています。

  1. カリフォルニア州(55)
  2. コネチカット州(7)
  3. デラウェア州(3)
  4. ハワイ州(4)
  5. メイン州(4)
  6. メリーランド州(10)
  7. マサチューセッツ州(11)
  8. ミネソタ州(10)
  9. ニュージャージー州(14)
  10. ニューヨーク州(29)
  11. オレゴン州(7)
  12. ロードアイランド州(4)
  13. バーモンド州(3)
  14. 首都ワシントン(3)
  15. イリノイ州(20)

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揺れる州(スイング・ステート)

下記の赤太字は比較的共和党が強いところです。104票はトランプ氏優勢です。青太字(フロリダ、オハイオ、ミシガン、アイオワ、ペンシルベニア、ウィスコンシン)は民主党優勢ですが、2016年にトランプ氏が勝利した州です。99票あります。

揺れる州 選挙人 共和党 民主党
 アリゾナ州 11 8 1
 ジョージア州 16 8 1
 インディアナ州 11 8 1
 モンタナ州 3 8 1
 ノースカロライナ州 15 8 1
 アーカンソー州 6 7 2
 ケンタッキー州 8 7 2
 ルイジアナ州 8 7 2
 ミズーリ州 10 7 2
 テネシー州 11 7 2
 バージニア州 13 6 3
 ウェストバージニア州 5 6 3
 コロラド州 9 5 4
 フロリダ州 29 5 4
 オハイオ州 18 5 4
 ネバダ州 6 4 5
 ミシガン州 16 3 6
 アイオワ州 6 3 6
 ニューハンプシャー州 4 3 6
 ニューメキシコ州 5 3 6
 ペンシルベニア州 20 3 6
 ウィスコンシン州 10 2 7
 ワシントン州 12 1 8

2016年のトランプ氏は306票(=102票+104票+99票+1票(@メーン州))を獲得しました。過半数の270票まで、36票の余裕しかありません。

この接戦6州で、3州以上の勝利を上げられなければ、トランプ氏の敗北は濃厚なものになる可能性があります。

まとめ

本日はアメリカ大統領選挙の仕組みや、選挙人の選出方法、裏切りについてまとめました。

また大統領選挙は、共和党、民主党に強い州、またどちらの候補にも揺れる州と、さまざまです。

11月3日(火)が有権者の投票日ですが、共和党候補、民主党候補のどちらが勝利するか楽しみですね!!

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。